水ではない?フルーツ味付き『いろはす』(い・ろ・は・す くだものフレーバー)は糖質0ではない

スーパーやコンビニ、そして自動販売機で購入できる水の代表的な商品として「い・ろ・は・す」があります。

「い・ろ・は・す」には通常のミネラルウォーターの他に、スパークリングタイプ(炭酸水)やフルーツの味わいをプラスした「くだものフレーバー」シリーズも存在しており、特に最後のものは「水なのに味がする!」という驚きと共に「い・ろ・は・す」の代名詞的存在となっています。

そんな「い・ろ・は・す くだものフレーバー」ですが、実は自分のように糖質制限(ロカボ)を行っている人間にとっては注意しなければいけない点があります。

それは、「い・ろ・は・す くだものフレーバーには糖質が少なくない量含まれている」という事実です。

「い・ろ・は・す」の種類

一口に「い・ろ・は・す」と言っても、いくつかの種類が存在しています。

まずはその点についてみて行きましょう。

い・ろ・は・す 天然水

ミネラルウォーターとしての「い・ろ・は・す」です。

こちらのタイプは正に「水」ですから、当然のように糖質0でありカロリーも0です。

内容量が555mlである点のお得感も、同じようなペットボトル型ミネラルウォーターの中で手に取りやすい一因となったような気がします。

こちらはアマゾン限定商品ですが、合計20Lでこのお値段ですから家でミネラルウォーターを飲む人にとっては非常にコスパの良い商品ですね。

い・ろ・は・す スパークリング

「い・ろ・は・す 天然水」の水を使った炭酸水です。

言ってしまえば普通の炭酸水ではあるので、他の「い・ろ・は・す」シリーズに比べるとやや存在感が薄いかも知れません。

スパークリングの中でもこちらの「れもん味」の方が評判が良いようです。

い・ろ・は・す 天然水にれもん

こちらの商品は先ほどのスパークリングれもん味とは異なり、炭酸水ではない「れもん味」となっています。

わざわざ商品名にも書かれているように「無糖」である点が一番のウリでしょうね。

この後紹介する一般的なフルーツフレーバータイプは無糖ではないので、ロカボ的ニーズに応えた結果の商品なのでしょう。

い・ろ・は・す くだものフレーバー

冒頭でも語ったように、いろはすの代名詞といえばやはりこの「くだものフレーバー」でしょう。

上の4種類以外にも地域限定だったり期間限定の商品が存在しており、実に様々な味わいを水で表現するものだなと感心します。

今後も様々なフレーバーが登場する事でしょうから、あっと驚くような味わいを提供し続けて欲しいですね。

い・ろ・は・す くだものフレーバー(フルーツ味)の糖質量

さて、それでは本題に入って行きましょう。

様々なフレーバーを楽しめる魅惑的な「い・ろ・は・す くだものフレーバー」ですが、この商品は糖質制限を実施している人にとっては非常に危険な存在でもあります。

そう、実はこの商品には糖質(炭水化物)が結構な量含まれているのです。

一見ただの水に薄く味が付いているだけなので、糖質0でカロリー0なのでは?と思ってしまいがちですが、実は全くそんなことはないのです。

以下は4種類のフレーバー(もも・みかん・なし・白ぶどう)に含まれる炭水化物とカロリーの量です(100mlあたりの含有量)。

炭水化物(100mlあたり) カロリー(100mlあたり)
もも 4.8g 19kcal
みかん 4.6g 18kcal
なし 4.8g 19kcal
白ぶどう 4.4g 18kcal

この数値だけだと、実際これがどの程度のものなのか分かりにくいと思いますので、同社(コカ・コーラ)の商品から代表的なものの数値も掲載して見比べて頂きたいと思います。

炭水化物(100mlあたり) カロリー(100mlあたり)
コカ・コーラ 11.3g 45kcal
コカ・コーラ ゼロ 0g 0kcal
紅茶花伝 ロイヤルミルクティー 6.8g 38 kcal
アクエリアス 4.7g 19kcal
リアルゴールド 14.0g 56kcal
QOO みかん 11.0g 44kcal
綾鷹 0g 0kcal

代表的な商品の炭水化物とカロリーの量を一覧してみると…如何でしょう?

「コカ・コーラ ゼロ」と「綾鷹」は流石に炭水化物もカロリーも0ですが、他のものは軒並みそれ相応の炭水化物&カロリーを含んでいるのがわかります。

これらの商品と「い・ろ・は・す くだものフレーバー」を比較していくと、「い・ろ・は・す くだものフレーバー」はおおよそ「アクエリアス」と同程度の炭水化物・カロリー量である事が分かりますね。

「アクエリアス」を始めとしたスポーツドリンクも、見た目と味の印象に反して意外と糖質量の高い飲み物として有名ですが、「い・ろ・は・す くだものフレーバー」も同じような位置付けと見ておけば問題ないでしょう。

こう見ると、「い・ろ・は・す くだものフレーバー」は「コカ・コーラ」や「リアルゴールド」そして「QOO」のようなソフトドリンクを飲むよりは随分と”マシ”な糖質量ではあるものの、スポーツドリンク程度にはしっかりと糖質を摂取してしまう飲み物であるという点は注意が必要だと言えるでしょう。

ちなみに「い・ろ・は・す くだものフレーバー」の1本(555ml)あたりの淡水化物量は以下のようになります。

炭水化物(100mlあたり) 炭水化物(555mlあたり)
もも 4.8g 26.6g
みかん 4.6g 25.5g
なし 4.8g 26.6g
白ぶどう 4.4g 24.4g

このように、「い・ろ・は・す くだものフレーバー」1本あたりで25g前後の炭水化物を摂取する事になります。

25gの炭水化物(糖質)というと、およそ「大福」1個や「ホットドッグ」1つあたりに相当します。

「水だから…」と思っていると、思わず結構な量の糖質を摂取してしまいますので、飲む際にはその点をしっかりと認識した上で飲むようにしたいですね。

見た目や食べた(飲んだ)印象間での糖質量差

今回は「い・ろ・は・す くだものフレーバー」について取り上げましたが、このようにパッと見の印象や食べたり飲んだりした感想として「低糖質っぽい」と思ってしまうような食品にも、実は以外なほど糖質が含まれていたりするケースは少なくありません。

特に飲み物はその気になればゴクゴクと大量に摂取出来てしまいますから注意が必要です。

特に喉が渇いている訳ではなくとも、何となく何か飲みたくなる事ってありますよね?

そんな時には、出来るだけ低糖質な飲み物を飲むようにした方が良いでしょう。

どうしても飲みたい、この飲み物が好きで仕方ないというものに関しては、量をわきまえた上で楽しむ分には問題ないと思います。

危険なのは、何となく飲んでいた(食べていた)ものが実は多く糖質を含んでいる食品だったというケースです。

ついつい何か飲みたくなる、口寂しくて何か食べたくなるという人は、日ごろそういった形で摂取している飲み物や食べ物について今一度糖質の量を確認してみる事を強くお勧めします。

「糖質制限ダイエットをしているけど思ったように痩せない」原因がそこにあるかも知れませんよ?