ネット銀行大手の楽天銀行、利用している方も多いんじゃないでしょうか。
個人的にも最も活用しているネット銀行なんですが、意外とデビットカードで買い物をする事も多いんです。
デビットカードの中では高還元率なカードと言える楽天銀行のデビットカードですが、実は種類が多くてどれを選べば良いのかが分かりづらい状況となっています。
そこで今回は、ズバっとこれがお勧め!といった話をしたいと思います。
デビットカードとは?
デビットカードとは、銀行口座に紐づいた形で使えるキャッシュレス決済の事です。
所謂クレジットカードが支払った金額を後払いする仕組みであるのに対して、デビットカードは利用すると即時に銀行口座から利用金額が差し引かれます。
ユーザー側にとっては銀行口座に入金されている金額までしか使えない点で預金残高以上の使いすぎをせずに済むメリットがあります。
一方で銀行残高が不足しているせいで決済エラーとなる事もあるので、そういった点では買い物の前に預金残高を確認するのが手間と言えば手間でしょうか。
カードの提供側にとっては確実に支払いをして貰える点で、クレジットカードにおける未払い徴収といったような問題が起こらない点がメリットと言えるでしょう。
楽天銀行デビットカードの種類
楽天デビットカードには全部で6種類(2021年時点)のカードが用意されています。
クレジットカードのブランド別に、VISAカード3種類、JCBカード2種類、マスターカード1種類となっています。
これだけあると、どれを選んで良いか迷ってしまいますね。
それぞれに特徴がありますので、詳しく見て行きましょう。
VISAデビットカード
楽天銀行デビットカード(VISA)には三種類のグレードが用意されています。
- ゴールドデビットカード
- シルバーデビットカード
- ベーシックデビットカード
ゴールド | シルバー | ベーシック | |
---|---|---|---|
年会費 | 5500円 | 2200円 | 無料 |
ポイント | 1ポイント/100円 | 1ポイント/100円 | 1ポイント/100円 |
ポイント充当 | 50ポイントからデビットカード決済に充当可能 | 50ポイントからデビットカード決済に充当可能 | 50ポイントからデビットカード決済に充当可能 |
特長 | 豪華な3大特典(国内/国外旅行傷害保険、ショッピング保険、Visaゴールド優待特典) | お得な2大特典(ショッピング保険、Visaゴールド優待特典) | Visa加盟店で利用できる無料のカード |
年会費の違い
ゴールドカードは年会費5500円、シルバーカードは2200円となっており、有料のデビットカードとなります。
最近は無料のデビットカードが多い中で有料のカードとなるとそれだけで疑問符がついてしまいがちだと思われますが、有料である事による様々なメリットが付帯されています。
逆にそういった特典が不要である方向けに無料のベーシックカードも用意されています。
国内/国外旅行傷害保険
ゴールドカードに関しては、「国内/国外旅行傷害保険」が付帯するとの事ですから、この点もやはり旅行する機会の多い方にとっては大きなメリットでしょう。
ショッピング保険
ゴールドカードとシルバーカードに関しては、「ショッピング保険」も付帯しており、購入から60日以内の事故による破損や盗難について対応して頂けるようになっています。
VISAゴールド優待特典
以下のようなサービスがゴールド優待特典として受けられるようです(ゴールド・シルバーともに対象)。
その時期によって特典内容は異なるようですが、仕事や観光で旅行する機会が多い方に関しては少なくないメリットがあるのではないでしょうか。
JCBデビットカード
楽天銀行デビットカード(JCB)には2種類のデザインが用意されています。
- パンダデザインデビットカード
- ノーマルデザインカード
JCBの2種類についてはデザインの違いのみであり、カードとしての機能は同じとなっています。
JCBパンダデビットカード | JCBデビットカード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント | 1ポイント/100円 | 1ポイント/100円 |
ポイント充当 | 50ポイントからデビットカード決済に充当可能 | 50ポイントからデビットカード決済に充当可能 |
特長 | 世界中のJCB加盟店で使える | 世界中のJCB加盟店で使える |
両方ともに無料のカードとなっており、VISAの有料カードにあったような優待特典や保険といったものの付帯はありません。
マスターカードデビットカード
マスターカードブランドのデビットカードは一種類のみとなっています。
マスターカードデビットカード | |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント | 1ポイント/100円 |
ポイント充当 | 50ポイントからデビットカード決済に充当可能 |
特長 | 世界中のマスターカード加盟店で使える |
こちらもJCBカードと同様に無料のデビットカードとなっているため、VISA有料カードのような付帯はありません。
どのカードを選ぶべきか
ここまで見て来てもらったように、無料カードについては各ブランドによる優劣は全くないと言って良い状況です。
有料のVISAカードについては、旅行を頻繁に行う方においては優待内容を見て判断すると良いと思いますし、ショッピング保険についても同様に会費との兼ね合いを考えて検討なさると良いでしょう。
端的にまとめると、以下のような選択をお勧めします。
頻繁に旅行する機会がある方
VISAゴールドデビットカードの特典や付帯保険の内容に魅力を感じる場合、会費との兼ね合いを考慮してこのカードを選択すると良いでしょう。
年会費の5500円は決して低い会費ではありませんが、優待内容や付帯保険の恩恵を十二分に活用できるのであれば、十分に元を取る事はできるのではないでしょうか。
買い物についての保険が欲しい方
デビットカードを使って頻繁に買い物を想定している方でショッピング保険の付帯が欲しい方はVISAシルバーカードを選択肢に加えてみては如何でしょう。
ゴールド会員と同様に「VISAゴールド優待特典」も得る事ができますので、ある程度以上に旅行などをする方にとっても年会費2200円のシルバーカードは丁度良い選択肢ではないでしょうか。
とりあえず年会費無料でキャッシュレス決済に使えれば良いという方
年会費無料のカードについては、ブランドの違い以外にはこれといった差はありませんので、どのカードを選択しても問題ないでしょう。
強いていうなら、基本的にはVISAブランドが最も普及していますので、どれか迷ったらVISAを選択しておけば間違いないとも言えます。
JCBやマスターカードはVISAに比べると扱っていない店舗もありますので、もしそういった点が不安なのであればVISAカードを選択しましょう。
もしくは他銀行のデビットカードやクレジットカードなどで所持していないブランドのカードを、これを機に作っておくのも悪くない選択肢かも知れません。
然程心配する必要はないでしょうが、何らかの事情で特定のブランドが使用停止になったようなケースでも、所有ブランドを分散しておけばすべてが使えなくなるような事は回避できるかも知れません。
パンダが好きな方
パンダデザインのJCBカードも無料デビットカードとして機能自体は全く変わりません。
デザインが好みであり、ブランドがJCBで問題ないといった方に関してはこのカードを選択すると良いでしょう。
公式サイトをチェックして最終決断を
ここまでの内容をお読み頂き、基本的な方針が固まったら公式サイトの内容を再確認した上で申請して頂ければと思います。
それでは、良きデビットカードライフを!